１）供養コンシェルジュとは
近年、ライフスタイルの変化や少子高齢化等の影響を受け、通夜、葬儀・告別式などのセレモニーも多様化し、お墓などご遺骨の供養の仕方も様々に変化しています。ほんの十数年前は、近隣の方や会社関係等幅広くお声をおかけして行なっていた葬儀は、直葬（ちょくそう）・家族葬・密葬と呼ばれる身内だけの葬儀が多くなりました。
また、ご遺骨の供養の仕方も、従来からのお墓に納骨する形から、納骨堂、樹木葬墓地・海洋散骨と選択肢が増えています。
高齢者の間では、こどもたちに迷惑をかけずに自分の人生を終わるための準備「終活」が広がりつつあります。「こうでなくてはいけない」「こうしなくてはいけない」という形式にこだわらず、「こうしたい」「こうしてほしい」と、それぞれの「想い」に添った終活・葬儀・供養・お墓の仕方を考える方々が多くなっているようです。
しかし、「想い」を叶えるために、どうすればいいのか、どういう方法があるのか、情報化時代で多彩な情報が発信されている現代において、その中から、自分にとって、また家族にとって何がいいのか選択することは難しく、迷っている方、悩んでいる方も多いのが現状です。そこで誕生したのが、お客様の立場に立ち、終活・葬儀・供養に関するそれぞれのご要望等にワンストップでサービスを提供する、『総合お世話係』が供養コンシェルジュです。
2）協会が目指していること
供養コンシェルジュ協会は、平成23年に発足した、一般社団法人シニアライフマネジメント協会が取扱う終活全般の業務の中で、「供養」について、特化して扱うことを目的として発足しました。
◇終活・供養（葬儀・お墓・納骨等）に関する情報や事例を広く提供する仕組みの構築をめざすとともに、
◇相談者に寄り添い、お話を伺い、必要な情報を継続的に提供しアドバイスができる「供養コンシェルジュ」の育成及び活躍する場を創造していきます。
「供養コンシェルジュ」という新しい専門家を育て、活躍する場を創造することが、終活・葬儀・供養業界がより活性化されることにつながり、相談者が安心して、「供養」を日常の生活に取り入れ、心豊かな生活を送ることにつながると考え、使命として取り組み続けてまいります。
