3月18日から24日までのお彼岸の間に、

札幌市内の霊園には多くの人がお墓参りに訪れた。が…

札幌市でも、跡取りがいなかったり、管理が大変だったりと、

墓石を撤去し、墓を元の更地に戻す「墓じまい」をする人が増えているという。

「墓じまい」に拍車をかけたのが、昨年9月の胆振東部地震。

墓石が倒れたり、崩れたりする被害が6000件以上にのぼり、

これをきっかけに、「墓じまい」に踏み切るケースが増えたそう。

お参りに訪れた人は、

「父や母が眠っているお墓なので墓じまいはしたくない」

「自分が亡くなった後のことを考えると、どうしようかなと」

揺れる想いを抱えながら、墓に手を合わせていた。