8月20日~22日、東京ビッグサイトにて「第5回エンディング産業展」が開催されました。人生のエンディングの領域でのビジネス展示会です。
エンディング、終活といわれるの領域には、さまざまなビジネスが創出される中で、供養コンシェルジュ協会でも「全国優良石材店の会」(全優石)のブースの一角をお借りし、出展させていただきました。
供養コンシェルジュ協会では、2020年春に、3級講座のeラーニングがスタートします。現在制作中の動画を会場内で披露いたしました。多くの方に興味を持っていただき、スタートに向けての弾みがつきました。
僧侶もビジネスの視点がマスト。会場内をくまなくチェックする姿も
エンディング産業展は、終活、葬儀、お墓、供養に関する設備・機器・サービスを提供している業者が主な出展社です。しかしそれだけではなく、遺言、相続、遺品整理、また寺院の出展もあり、僧侶が会場内を歩き回っている姿も、エンディング産業展ならではの光景ですね。
これまでにも、総合ユニコムが主催する「フューネラルビジネス」が葬儀業界の展示会として知られ、業界内では一定の地位を確立していましたが、水平・垂直・横断的なサービスの必要性がでてきたことで、葬儀だけではなくエンディング、終活として広くとらえたビジネスフェアの開催が求められるようになったことが、開催の背景があると思います。
エンディング産業展では、「ペット葬・墓」のエリアも、常ににぎわっています。ペットも家族の一員。家族の一員ですから、どのように送りたいかを考えることは、ごく自然なことなのです。
今年の注目は「孤独死」?!
エンディング産業展では毎年、多くのカメラが入り、新商品や新サービスが新聞や雑誌で取り上げられています。数年前は「宇宙葬」や「ペッパー導師」などが話題になりました。今年の注目は「孤独死」でしょうか。遺品整理の会社が、現場のリアルな模型をミニチュア化。その模型にはヒト型の遺体跡などまで丁寧に描かれていて、リアルすぎると話題になっています。
近年は、孤独死にまつわる記事が、WEBでもよく取り上げられています。たしかに死後、何日も発見されないケースなどは、目を覆いたくなる現場もありますが、必ずしも「孤独死」が不幸だというわけではありません。独居であっても豊かな終末期を迎えている人がいることも伝えていく必要があるように思います。
運営事務局の発表によりますと、会期中の3日間の来場者登録数は、約22000人。来年度は東京五輪の関係で日程がずれ、次回「第6回エンディング産業展」は2020年11月18日~20日、東京ビッグサイトの青海展示会場で開催予定です。