例大祭を開催中の熱海市の伊豆山神社で15日、
伝統の「みこし下り」が行われたそう。
地元の浜、岸谷、仲道の3町内会の氏子や同神社厄年奉賛会「巳午友志童会(みうまゆうしわっぱかい)」の男衆が、
計4基のみこしを担ぎ、勇壮に参道をくだっていた。
白や緑の装束に身を包んだ参加者らは、境内で厳かに神事を執り行った後、
高台にある本殿前を出発。
「わっしょい、わっしょい」の掛け声とともに海岸近くの下宮を目指して参道の石段を進む。
参道と交差する道路では威勢良く練りを披露していた。
伊豆山神社は鎌倉幕府を開いた源頼朝をはじめ、
後北条氏や徳川将軍家など多くの武家から信仰を集めてきた。
頼朝と北条政子の縁結びにまつわる逸話でも知られている。