お地蔵さまのお話をもう一つ。

近畿地方を中心に根付く風習の1つ地蔵盆。

お地蔵様は、その地域はもちろんのこと、子どもの守り神でもあると言われ、

地蔵盆は路傍や街角(辻)にたたずんでいるお地蔵様が対象。

地蔵盆が近くなると、お地蔵様を清めて前掛けを新しいものにし、

化粧を施(お地蔵様の顔を白く塗る)す。

お地蔵様に供えるお花や御供物、提灯などを準備。

お地蔵様の前でみんなが車座になり、大きな数珠を僧侶の読経に合わせて回す数珠回しや、

お地蔵様に供えられた御供物を子どもたちに配るお接待など行事が続くという。

地蔵盆は、子どもたちだけでなく、

子どもの頃の思い出を胸に大人も参加しているという。