国際社会に核兵器廃絶を求める署名を国連に届けている高校生平和大使に、
21年にわたり、自身が折った千羽鶴を託してきた五島市の82歳の女性。
きっかけは、友人の孫が高校生平和大使になった事だという。
長崎で被爆した母や姉の気持ちも胸に折り続け、
今年も1万2千羽を折り上げたそうだが、
今年は新型コロナウイルスの影響で高校生は島に来られない。
今回だけは、宅配便を利用して届けるという。
女性はすでに来年のために折り始めているそうで、
「指が動く限り続けていきたい。来年は高校生たちに千羽鶴を直接手渡したい」
と願っている。