東京から358km南に位置する離島「青ヶ島」。

人口わずか160人。

ヘリは1日1便9席のみ、船も就航率が50%ほどだそう。

そんな青ヶ島には、
東大所神社・金毘羅神社・渡海神社・大里神社、四つの神社と
清受寺という一つのお寺があるという。

東大所神社は、失恋の腹いせに島民7人を殺傷し、
入水自殺をした男の霊を鎮めるために建立された神社。

金比羅神社は、全島帰還を果たした際、航海無事の報恩のため金比羅神を祀った。

渡海神社は、天明の大噴火の犠牲者を祀る。

大里神社は、島の総鎮守。玉石の急崖を登り詰めると、静かに社がたっている。

清受寺は、1695年に建立された島で唯一のお寺。浄土宗。

1785年に起こった大噴火以来、約半世紀もの間「無人島」と化したということ。
そして男女が同じ島に住むと神の祟りがあると信じられた時代には、
女人禁制の島でもあった。

東京都にある小さな島のお話。