じゃんがら、は念仏踊りと盆踊りの要素をあわせ持つ伝統芸能。

福島県いわき市を中心に双葉町や大熊町、楢葉町、小野町、平田村、古殿町。

さらには茨城県の北茨城市などで、百以上の団体によって伝承されているという。

毎年、お盆の時期になると、地域の青年たちが新盆を迎えた家々を訪れ、

「盆は嬉しや、別れた人も、晴れてこの世に、会いに来る」

「踊り踊るのは、仏の供養、田の草取るのは、稲のため」

「盆が来たのに、紺屋が焼けた、踊り浴衣を、白で着る」

といった歌に合わせて踊ったり、太鼓や鉦を激しく叩き、亡き人の霊を慰めるそう。

いわき市の無形民俗文化財に指定されている。

毎年8月13日から15日までの3日間行われ、いわきの夏の風物詩として知られているというが、今年の開催は未定。