埼玉県嵐山町にある霊園では、
墓石の清掃、献花、礼拝などを墓地使用者に代わって行う、
代行供養サービスの利用者が急増しているという。
今年3~6月末までのサービス依頼は26件で、前年の3倍以上。
墓地契約者約5800人のうち、約2000人は都内に居住しているというが、
7月13日~16日の来園者は前年130人に対し、
今年は10分の1程度に落ち込んだそう。
「8月のお盆休みは、家族で旅行や帰省をした帰りに霊園に寄って、
お参りをするケースが多い。東京の人が遠方の外出を断念することで、
墓参りに行く機会も失われてしまう」と懸念する声も聞かれている。
「今年はお参りに来られない方も多いと思うが、
年1回でも、ご先祖様を直接供養し、自身の心を清らかにしてほしい。」とは、
霊園関係者の話。