岐阜県瑞浪市大湫町の「大湫神明神社」にある、

樹齢1200~1300年と推定され、1956年に県の天然記念物に指定された御神木が、

今回の大雨で、根本から倒れた。

高さ40メートル超、幹回り11メートル。

中山道の宿場町を行き来する人々を見守り続けた御神木だったという。

神社の近くに住む高齢の女性は、

「大杉さん」と呼び、朝と夕方には欠かさず参拝。

「この町に住まわせてもらっています。健康を守って」と祈ってきた。

「雷で枯れかけたこともあったが、最近は葉っぱのつやが出てきたなと思っていたのに…

けが人が出なかったのは、やっぱりご神木の力だ」とうつむき加減で話していた。