「『お父さんのようになりたい』そう言って一生懸命に勉強しているんですよ。」と、
その子のお母さんは話してくれたそうです。

お父さん(故人様)は闘病生活の末亡くなられました。

闘病生活を続けていた間、お母さんは仕事をし、お父さんを支え、
子どもたちの世話をしていました。

大変な思いをしているお母さんを見ていた子どもたちは、
今どんな想いを抱いているのだろう…。

葬儀担当者は考え、葬儀式でお別れの言葉を話すことになっている同僚の方に、

故人様がどんなお人柄で、どう仕事に取組み、活き活きと時代を過ごしていたのか、
話をしてほしいと頼んだそうです。

もちろん同僚の方も承諾し、お別れの言葉は、
故人様が生前輝いていた頃の話をされたそうです。

お子さんはその話を聞き、『お父さんのようになりたい』そう語ったそうです。

人は必ず亡くなります。その時、何を残せるか、どう命をつないでいけるのか…。

そして、その時、周りはどんなお手伝いができるのか。

常に他の人の「想い」を感じ取れる人間ありたい…。日々精進です。