栃木県宇都宮市、城山西小学校に、大きな桜の木がある。
樹齢約450年。「城山のシダレザクラ」と言われ天然記念物に指定されているそう。

「城山のシダレザクラ」は「孝子桜」とも呼ばれている。

その由来は…

とある冬の日、親孝行と評判の息子が、
「お父さんに桜の花をみせてあげたい」と神様にお願いしたところ、
桜の花がきれいに咲いたという民話から。

小学校を卒業した子どもたちは、
先生に叱られたり、嫌なことがあると、ここにきて慰めてもらっていたと話す。

大人になるにつれ、子どもたちは、いつか「孝子桜」を忘れてしまうかもしれない。
それでも、「孝子桜」はその時々に訪れる人たちを慰め、励まし…
さらに樹齢を重ねていくのだろう。